社協の不動産担保型生活資金貸付とは?

東京都社会福祉協議会(社協)などが実施する「不動産担保型生活資金」という貸付制度があります。

民間の金融機関が提供している「リバースモーゲージ」と類似の仕組みです。

<リバースモーゲージとは?>

住宅ローンの一種で、自宅を担保に老後資金を調達する方法。自宅に居住したまま資金を借りることが出来る。存命中は返済をせず、死亡後に自宅を売却処分して返済する。

社協の「不動産担保型生活資金」は、現在居住中の自己所有の不動産(土地・建物)に住み続けることを希望する低所得の高齢者世帯に対し、その不動産を担保として生活資金を貸し付ける制度です。

対象不動産は、土地の評価額が概ね1500万円以上の一戸建て住宅で、抵当権等や賃借権等が設定されていないものです。マンションは対象になりません。

貸付内容は、
<貸付月額> 30万円以内
<貸付限度額> 土地評価額の70%
<貸付金の利率> 年3%または当該年度の4月1日時点の長期プライムレートのいずれか
         低い方を基準として定めます。

この制度を利用する場合、同居人は配偶者か親に限りますので、子供が同居している場合は貸付対象とはなりません。

但し、貸付中に借受人が要介護状態となり、その子供が介護のために同居する場合は、事前に社協の承認を得て同居が可能です。

また借受人(夫)が亡くなった後、一定の要件を満たす場合、配偶者(妻)が承継契約をすることにより、自宅に住み続けることが可能となります。

老後資金に不安がある方は検討してみては如何でしょうか。

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