その毎日を積み重ねた1年間の成果が「決算書」に表されます。
納税をして一息ついて、また新しい一年のスタートを切る。そうして会社は成長していきます。
新しい事業年度の始まりには「新年度の売上目標」なども設定するでしょう。
その際に経営全体を俯瞰した「事業計画書」を作成することをお勧めします。
そうは言っても会計事務所は事業計画書なんて作ってくれない、と思うかもしれませんが、それは仕方がありません。
「決算書」と「事業計画書」は、目的も作り方も全く別のモノだからです。
「決算書」は、会社の事業活動の結果を会計ルールに従って処理し作成します。
一方「事業計画書」は、将来の事業活動の予測です。
そして「事業計画書」を作成することの大きなメリットは、金融機関に会社の「将来性」を説明することに役立ちます。
金融機関の融資審査において過去の実績も大切ですが、融資した資金がキチンと返済されるかは過去ではなく未来のことです。
したがって、しっかりと練られた事業計画があり、それが毎月達成される(未達なら原因を明確にする)ことが重要です。
このような会社に対しては金融機関も信頼感が増し、融資条件も良くなることでしょう。