信用保証協会は、中小企業や小規模事業者が金融機関から事業資金を借り入れる際に、不足している信用力・担保力を保証することにより、融資を受けやすくなるようにサポートする公的機関です。
金融機関と新規取引を開始しようとしても、いきなりプロパー融資は受けられませんから、信用保証協会の保証付き融資による資金調達しか方法がありません。
ところで、信用保証協会の保証を受けるには、保証料を支払わなければなりません。
では、保証料を負担してまで「保証付き融資」を受けるメリットはあるのかと言えば、あります。
基本的に金融機関は利息を稼ぐのが仕事です。（現在はそれ以外の収益もありますが…）
諸条件を加味した融資審査の結果、金利が決まりますが、その中には「貸倒れリスク」への備えもあります。返済が滞る可能性が高ければ金利は高くなります。
一方「保証付き融資」であれば、万一の時でも金融機関が負うリスクは僅かですから、安心して貸せる、イコール金利が低くなります。
事業を継続・拡大していくには「保証付き融資」と「プロパー融資」を上手に利用していくことが大切です。
