銀行・信用金庫・信用組合といった金融機関との取引は、事業を営む上で必須です。
では、取引する金融機関をどういう基準で選べば良いのか。
誰でも真っ先に考えるのは「金融機関の規模」でしょう。
しかし、メガバンクから地元の信用組合まで同じ金融機関と言っても、その営業スタンスは全く異なります。
ですから、ひとつの金融機関だけではなく、自社の目的に応じて複数の金融機関を使い分けたほうがメリットが大きいはずです。
例えば、個人の顧客から振込入金を受けるための口座であれば、メガバンク3行は外せないでしょう。
ネットバンキングが普及しているとは言え、まだまだATMから振込む人は多いですし、個人顧客は振込手数料も気にしています。
では、すべてメガバンクで済ませれば便利で良いのか?
特に創業直後やまだ事業規模が小さいうちは、複数の金融機関を使うと会計処理が増えて面倒だと思われるかもしれません。
しかし銀行取引で最も重要なのは「事業資金の融資を受ける」ことです。
そして事業資金の融資を受けることは、一度だけではありません。
自社の事業の拡大に合わせて、借入と返済を繰り返し、継続的な取引を行なう必要があります。
そういう意味で地元の信用金庫、信用組合との取引は非常に大切なことであると言えます。
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