3: 遺言・相続・家族信託

遺言書の書き方講座③

e90dcaea31a56f39cad38ce25a7f75b0_s予備的遺言は大切です。

例えば、夫が「全財産を妻に相続させる」という遺言を作成したり、親が「自宅不動産を長男に相続させる」という遺言を作成することは一般的な考え方だと思います。

しかし良く考えてみれば、遺言者よりも相続人が先に亡くなる可能性もあるわけです。

財産を引き継ぐはずの人が既に亡くなっている場合、その部分の遺言は無効になります。

先程の例であれば、全財産を相続するはずの妻が先に亡くなっていれば、(夫婦に子がいない前提なら)夫の両親または兄弟姉妹が相続人となります。

ふたつめの例では、長男が先に亡くなっていれば、自宅不動産は遺産分割協議の対象になります。

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祭祀主宰者と祭祀財産

e76eba2ad8eff90b2ea9246a32c24a1c_s祭祀とは先祖を祭ることです。 簡単に言えば、その家のお墓を守っていくことであり、それを取り仕切っていく人が祭祀主宰者です。

祭祀主宰者の決め方

第1に被相続人が指定した者が祭祀主宰者になります。指定方法は生前に口頭でも書面でもすることが出来ますし、遺言によってすることも出来ます。

第2に、被相続人が指定していなかったときには、慣習に従って決めます。

多くの場合、「長男が…」とか「家を継いだ者が…」ということで相続人同士の合意によって決まると思います。

第3に、指定が無く、慣習も無い場合には家庭裁判所の手続によって決めます。

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子供がいない夫婦

b0b3bf5037182b41e97158c055d1d48b_s子供がいない夫婦にとっては遺言書など無用な気がします。

それが一般的な感覚だと思います。

しかし実際には子供がいない夫婦ほど遺言書が役に立ちます。

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戸籍調査のやり方

2499b08df1151131503024f0afc36b17_s私たちの生活の中で戸籍謄本が必要になる機会はとても少ないです。

主なものは…

  1. 結婚するとき
  2. パスポートを作るとき
  3. 遺言書を作るとき
  4. 相続するとき

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不動産の名義変更

e76eba2ad8eff90b2ea9246a32c24a1c_s不動産を相続したら、名義変更手続きをする必要があります。

不動産の名義変更とは「登記」の所有者変更のことです。

例えば「鈴木一郎」さんが住んでいる家の表札が「鈴木一郎」だからといっても、この家の所有者が「鈴木一郎」さんとは限りません。

鈴木一郎さんの父親の「鈴木太郎」さんの所有物かもしれないし、鈴木一郎さんと妻の「鈴木春子」さんの共有物という可能性もあります。

あるいは赤の他人である「佐藤一雄」さんから借りて住んでいるだけということも考えられます。

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遺言書の書き方講座②

baa943e63e8082705ff1720367e20af9_s遺言書の本文には「遺産分割方法の指定」や「遺言執行者の指定」といった内容を書くことが一般的です。

これらは法律に定められた「遺言」という制度に基づくものですから、法的効果を持ちます。(遺留分減殺請求などは別の問題として生じることはありますが…)

それらの事項だけではなく、遺言書には「付言事項」を書くことが出来ます。

付言事項には法的な効力はありませんが、とても重要な意味があると言えます。

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遺言執行者の指定

4916a1a7f121c5c0fda63daea3c9f5e4_s遺言執行とは、遺言を遺した人の死後に遺言内容を実現する手続きのことです。

そして、その手続きをする者が遺言執行者です。

遺言執行者は、遺言者が遺言の中で指定することが多いと思いますが、遺言で指定されていない場合には家庭裁判所に選任してもらうこともできます。

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遺言書の書き方講座①

b0b3bf5037182b41e97158c055d1d48b_s遺言を遺すのは、自分が亡くなった後に残される配偶者や子供にとって役に立つと思うからでしょう。

しかし折角書いた遺言書が不明確だと、相続人がそれぞれ異なる解釈をして争いの元になることもあります。

また、善かれと思って書いたことが実現不可能で相続人が混乱することもあるかもしれません。

良い遺言書とは、遺言者の遺志がスムーズに実現できる遺言書であると言えます。  

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