3: 遺言・相続・家族信託

「相続させる」遺言

a9f5effc1c2f6cf93120838490a68c8b_s遺言書の記述で「長男Aに甲土地を相続させる。二男Bに乙土地を相続させる。」というものが良くあります。

この「相続させる」遺言が、遺産分割方法の指定をしたものか、遺贈したものかについて、平成3年4月19日に最高裁判所は、「遺言書の記載から、その趣旨が遺贈であることが明らかであるか又は遺贈と解すべき特段の事情のない限り、当該遺産を当該相続人をして単独で相続させる遺産分割の方法が指定されたものと解すべきである」との判決を出しています。

当り前のような話ですが、この判決以前は当り前ではなかったわけです。

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公正証書遺言と銀行

c2ede770eb424cd35a79b68232cc6d29_s判例タイムズ1163号(2005年1月1日号)に「日本公証人連合会から全国銀行協会宛の『公正証書遺言に基づく預金の払戻し等についての要望』について」と題する論文(筆者:木内是壽 氏)が掲載されたことがあります。

以下はその抜粋です。

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銀行預金の特定

bb88f32e47960401bc523ad883726785_s遺言書で財産の分割方法を指定する場合には、その財産を明確に特定できるように表記する必要があります。

不動産であれば、土地は「地番」、建物は「家屋番号」で表記することで特定できます。

「自宅の土地と建物」という表記でも遺志は伝わるかもしれませんが、後の手続きをスムーズに行なうためにもハッキリと特定したほうがいいでしょう。

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親族の範囲

385a1811e0802c370d4b2106ce579c46_s親戚がたくさんいらっしゃる方も多いとは思いますが、法律的な「親族」の範囲は決まっています。

①六親等内の血族
②配偶者
③三親等内の姻族

もともと自分と血の繋がりがある血族と、配偶者およびその親族(姻族)です。

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予備的遺言・補充遺言

8498ab63959e5bfb2022155584081dbd_s例えば、夫が「全財産を妻に相続させる」という内容の遺言を作成したり、親が「自宅不動産を長男に相続させる」という内容の遺言を作成することは一般的であろうと思われます。

しかし良く考えてみれば、遺言者よりも相続人が先に亡くなる可能性もあります。

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公証役場って?

b5ce9e13feb240bebdcbecfffe7e0211_m公正証書遺言を作成するときにお世話になるのが公証役場です。

公証役場とは「公証人」が執務する事務所のことで、全国に約300ヶ所あります。

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遺言書の保管方法

4d4c3523cdccc549d3c499abf163d4a0_s遺言書が効力を発揮するのは遺言者が亡くなったときです。

遺言書を書いた本人が既にいないわけですから、保管方法は重要です。

公正証書遺言の場合、原本が公証役場に保管されていますが、公証役場から相続人に対して「ウチで遺言書をお預かりしていますよ」と連絡がくるわけではありません。

速やかに手続きを行なうためにも、遺言書の正本か謄本を主に財産を受け継ぐ相続人に預けておいたほうが良いでしょう。

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秘密証書遺言の方式

e7792f8e8313858416826288513808f2_s普通の方式の遺言書のうち「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」は比較的ポピュラーですが、「秘密証書遺言」は一般的ではありません。

見方によっては「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の中間と言えるかもしれません。

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