DNA鑑定による血縁と、法律による父子関係のどちらを優先するのか?——— 7月17日に最高裁判所が出した判断については色々な報道がされています。
最高裁が下した判断についての是非は置いておき、頻繁に使われていた「嫡出推定」という言葉について確認しておきます。
大まかな考え方は次のとおりです。
DNA鑑定による血縁と、法律による父子関係のどちらを優先するのか?——— 7月17日に最高裁判所が出した判断については色々な報道がされています。
最高裁が下した判断についての是非は置いておき、頻繁に使われていた「嫡出推定」という言葉について確認しておきます。
大まかな考え方は次のとおりです。
それが一般的な感覚だと思います。
しかし実際には子供がいない夫婦ほど遺言書が役に立ちます。
私たちの生活の中で戸籍謄本が必要になる機会はとても少ないです。
主なものは…
相続人確定のための戸籍調査で最も手間が掛かるのが兄弟姉妹の調査です。
まず最初に、被相続人に子(第1順位)も親(直系尊属:第2順位)もいないことを確認しなければなりません。
その上で、第3順位の相続人である兄弟姉妹を調査する必要があります。
法定相続人の第1順位となる子は、実子ばかりではなく養子もいます。
民法に定められた相続人(法定相続人)を順次、戸籍上で確認していくことになります。
配偶者は常に相続人になります。
配偶者は現在戸籍を見ればすぐにわかります。そもそも本人(被相続人)が未婚であれば配偶者の記載はありませんし、先に亡くなっていれば「除籍」されています。
当り前ですが、配偶者が複数いることはありません。
過去に何度も離婚歴があったとしても「元配偶者」は他人です。
戸籍とは日本国民ひとりひとりの身分関係を登録し、公に証明するものです。
登録・証明される身分関係には、出生・親子関係・養子関係・婚姻・離婚・死亡などがあります。
日本には明治5年から戸籍制度があり、その後、明治19年、明治31年、大正4年、昭和23年、平成6年に法律改正が行われています。
不動産の名義変更とは「登記」の所有者変更のことです。
例えば「鈴木一郎」さんが住んでいる家の表札が「鈴木一郎」だからといっても、この家の所有者が「鈴木一郎」さんとは限りません。
鈴木一郎さんの父親の「鈴木太郎」さんの所有物かもしれないし、鈴木一郎さんと妻の「鈴木春子」さんの共有物という可能性もあります。
あるいは赤の他人である「佐藤一雄」さんから借りて住んでいるだけということも考えられます。